先ほどのを遥かに凌ぐ、滝のような雨。しかも全然止まねええEEEEE!! 雨宿り仲間の方に見せてもらったアメッシュによると辺り一帯真っ赤で、もうどうしたもんかと。結局、1時間近くをこの東屋で費やしたところで漸く小降りになり、こりゃ温泉寄ってる時間は無いかもなぁとか考えつつ出発したところ、再び(ry 目の前にあった蕎麦屋、「陣屋」へ逃げ込んで昼飯にしつつ止むのを待つ。さっきまで雨宿りしてた場所から目と鼻の先なので、最初からここに駆け込んでればもっとまったり待てたのかも。
雨、というか雷がますます激しさを増し、「落雷による山火事発生」という村内放送が流れ、蕎麦も二枚目をたいらげてしまったあたりでやっと小降りになって再出発。ご主人の「霧が山に向かって登っていってるからねぇ… こういう時はまた降るんだよね~」というお言葉に不安を感じつつ。
奥多摩駅方面に降りることもちょっと考えたが、雨の中車多いあのトンネル地帯を自転車で走りたくない、更に奥多摩駅から最寄駅までは乗り換え回数が結構多い、それにここまで来て…、ということで大菩薩ライン決行。
しばらく順調に進んでいたものの、あっ何かやばい感じの雲が…と思ったところで再び(ry トンネルぽいところで雨宿り。向こうの方には青空が見えて、雨宿りしているとこrにも日光が差し込んでいる。なので、雨が降っていてもあんまり暗い感じはしなくて不思議。振った雨は日光に照らされ、すぐに霧となって山肌を登り、雲となっていく。こんな事を3度ほど繰り返した後、ある事に気付く。
降ってもすぐ雲に戻る、ということはもしかして地面冷え切るまで止まない!?
こりゃ覚悟決めるしかないな…。もうこの際雨の中を進むことにする。止むのを待って走っていたら、山中で日没という最悪の結果になりかねない。丹波山村を過ぎて、緩やかな登りをひたすら登る。激坂は無いものの、体が冷えてなかなか脚が回らない。 途中、雨宿りにちょうど良さそうな木陰があったのだけど、見ると何か慰霊碑っぽいものと看板が。「おいらん淵」って心霊スポットと言われるアレですか! 武田氏滅亡の折に隠し金山の遊女達が皆殺しにされたとか何とか。心霊の類は信じてないけど、雨宿りするのはちょっと躊躇われたので華麗にスルー。したがって写真は無し。
標高は更に上がって一之瀬高原の白樺林を抜けた辺りで晴れ間が見えてホッとするが、この辺りで脚が結構限界。大した登りではないはずなのだけど、奥多摩周遊道路の登りで脚を使い切ってしまったらしい。峠は一日一つまで(弱
この大菩薩ライン、涼しく、高原の景色が気持ちよくて、交通量少ない割には道幅広くて良舗装の国道、と自転車にとっての好条件は揃っているので、晴れていて脚が残っていれば極めて快適に走れそう。しかしながら、脚を使い果たして更に雨となると、とにかく長いの一言(;_;) クルマで来た時にも、青梅~奥多摩湖間に比べて随分長く感じたもんだけど…。
いよいよ踏み込めなくなり、これはもう押すしかないかも、と思い始めたところで前方に光が! 柳沢峠ツイターー!!
峠の茶屋で味噌こんにゃく食べつつ一休み。もうこれ以上は重力に逆らえません…。激しく練習する人は、この後甲府に下ってから往復するとかいうから坂バカ恐るべし。とても真似できない。 この後、急勾配で下るコースプロファイルを見るに、塩山まではさぞ九十九折れの下りになるんだろうなーと思っていたら予想を裏切られた。
さすが国道だぜ!
道路特定財源に感謝。雨も上がったし、クルマも来ないしで、道路独り占めの高速ダウンヒルで塩山まで一気に下れた。途中に温泉があって、ほったらかし温泉は無理としてもせめて…とちょっと悩んだが、明かりの無いところで日が暮れると終わってしまうので泣く泣くパス。
最後は塩山駅前の「夢乃家」ほうとううどんで〆。全く下調べせずに行ったのだけど、入ってみたら当たりだった。煮込んでいるのにコシがあって大変美味しい。しかも最終客だし持ってきなーと、帰りがけに自家栽培のすももを袋一杯もらってしまった。ゴチです。また来ます。
21時ぐらいの電車で輪行帰還。結構あっさりと都内まで戻れてしまって、これならまたやってみたいなと。ただ、この日はどっかで花火があったらしく、立川あたりで満員になってしまってちょっと焦った。 振り返ってみると距離的にはそんなに走ってないはずなのだけど、色んなことがあったせいか随分お腹いっぱいなサイクリングだった。結局、当初目標のほったらかし温泉は達成出来なかったので、この点はそのうちリベンジしたい。しかし秋ごろの気温で雨になったら動けなくなりそうな気がする…。
距離:135km
Ave:18.6km/h
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