ついに買ってしまった。 キャノンデールR800 CAAD8
ダミアーノ・クネーゴが駆って2004ジロ・デ・イタリア、2005ジャパンカップを獲ったアルミフレーム、CAAD8。カーボン化の流れはとどまるところを知らないので、3大ツールで勝った最後の金属製フレームになりそう。
ハイエンドはほぼフルカーボン一色、それ以外も振動吸収性の向上を狙って後ろ三角にカーボンを組み合わせるカーボンバック構造が主流となる中で、「アルミフレームの材質と形状を工夫して振動吸収性を向上させつつ軽量を保つ」というコンセプト。具体的には、シートステー(後ろ三角の斜辺)を扁平パイプにした上で、アワーグラス型と言われる湾曲形状にすることで、縦方向の柔軟性を出している。 アルミをバネとして使って大丈夫なのか??という疑問が沸くんですが…。5年保証付けるぐらいだし、年数万キロ乗ったりしなければ問題無いのでしょう多分。
パーツはシマノ105のフルセットで重量約8.0kg。パーツ変えていくと7.0kgを狙えるらしい。しかしこれで遅いのはエンジン以外の何の責任でも無いな。
数年前にBSモールトンを手に入れ、「自転車はこれ1台あればどこ行くにも充分」と思っていた。にも関わらずロードバイクに乗ることになったのは、友人Oの誘いに乗って富士チャレンジ200チームエンデューロに出ることになったから。このレース、前回までは小径も出場OKだったので、誘われた時はBSモールトンで出るつもりだった。それが今年の募集要項を見ると…
「小径車、リカンベント等では出場できません」
ぐはっつ
そんな殺生な。 しかし自転車版モーターショーであるところのサイクルモードに行ったり、Oのロードバイクを見せてもらったりして、ちょっとロード欲しいなーと思っていたのも事実である。 IYH神のご加護があらんことを。 後は往くのみ。 …そして購入前調査の泥沼に首まではまり、「SORAコンポが付いた10万円ぐらいのでいいかなー」と思っていたのが、紆余曲折を経て上述のようなガチロードバイクが手元に来てしまった。あれれ。
以下紆余曲折。大体次のような自転車達が候補に挙がっていた。
【Bianchi ViaNirone7】
前から名前は知っていて、いいなーと思っていたビアンキ。チェレステと呼ばれる柔らかなグリーンが個人的好みにヒット! 元々はガチガチにレース出まくりたいわけではなく、ヨーロッパっぽい雰囲気がある自転車が欲しいと思っていたので、これはど真ん中。お値段もコンポが105(ブレーキとクランク以外)で、アルミ+カーボンバックのものとしてはお手頃。しかし自転車は各社モデルチェンジ時期が秋という事情から、9月頭の段階ではあえなく在庫無し&07モデル入荷は富士チャレンジより後ということで終了 orz
しかしこの段階で既にコンポが「SORAでいいや」から「105欲しいです」に変わっているのがなんとも。BSモールトンが105だから、という理由が大きいかな…。
【GIOS バレーノ】
同じく前からちょっと知っていたGIOS。ジオスブルーと呼ばれる真っ青なカラーリングがシンプルで良い。調べてみるとブレーキやクランクまでフル105になり、フレーム自体の評判も悪くないようで、こいつに心が決まりかける。しかし…前述のBianchiと同じく品切れで入手不可能。ぐはっつ。
【ブリジストン アンカー】
昔乗っていたのがロードマン、今乗ってるのがBSモールトン、と結構ブリジストン党。それならばこれだ、ということで検討してみた。モノは間違い無いのだけど、カラーオーダーしてると間に合わないとか、フルアルミのRA5はちょっと硬すぎそうで、お手頃カーボンバックなRCS5は在庫無し、等の理由で断念。あとどうしても軽いカーボンバックフレームRCS7とか、今年出たカーボンフレームRFX8とかに目が行ってしまうというのもあった。(買えないけど)
【FELT F5C】
「ウェアとかシューズ含めて20万まで」という予算内で買えてしまうという驚異のフルカーボンバイク。ブレーキ交換しないと効きがいまいちらしいというのが欠点といえば欠点? 近くのショップに在庫があったこともあって、最後まで候補に残った。
【GIANT TCRアライアンス】
世界最大の自転車メーカー、GIANTが放つ新機軸なロードバイク。通常のアルミ+カーボンのハイブリッドフレームは、後ろ三角のチェーンステー(下辺)、シートステー(斜辺)の両方もしくはシートステーのみをカーボン製とすることで、振動吸収性の向上を狙う。ところがこのTCRアライアンス、トップチューブ(前三角の上辺)とシートステー、更にシートパイプの上側半分がカーボン製でそれ以外がアルミという凝った作り。GIANTの常で、スペックの割にお手頃価格なのもいいところ。
と散々迷いつつ都内の自転車屋を巡っていたところ、とあるお店で冒頭のキャノンデールR800が3割引ぐらいのお値段になってるのを発見! 評価の高いフレームに105コンポフルセット。調べていてこれはイイに違いないと思ってはいたものの、コストパフォーマンスが高いとはいえ20万円。ウェアとかシューズの予算が残らないので諦めていたR800が!!ということで決定。
検討してた中で、エントリー向けというエクスキューズの付かない唯一のフレームだった事やレース実績に惹かれたのもあるけど、結局はアワーグラスシートステーの造形と溶接の美しさにやられた。 後はバイク負けしないように走るのみ。
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