早朝集合&スタートのヒルクライムイベントが多い中で、7:30当日受付、開会式8:30、ロード部門スタート9:30と結構遅め。そもそも当日受付あるイベントの方が結構珍しい。朝からスタッフ目が回るし、道路閉鎖時間の短縮とか、宿泊客増やしたいとか、主催側としては前日のみにしたい理由の方が山ほどある中で、よくぞやってくださってると思う。
榛名ヒルクライム、SDA王滝、佐渡ロングライド、あずみのセンチュリーライド、蔵王ヒルクライム…と自転車イベント目白押しのこの日、車坂峠に集まったのは約300人。
マスドスタート計測なのでスタート位置は結構重要。なのだけど規模ゆえか位置取りで殺伐とすることもなく、開会式ちょうどぐらいに並んで2列目スタートという好位置。脚が無いのは分かっているので、脚以外で稼げるところは稼いでおきたい。寒いですねと周りの方と雑談しつつスタート待ち。そう、雨は免れたものの気温7℃で日陰はかなり寒い。車坂峠ヒルクライムで検索すると「暑かった!」というレポートが出てくるのだが、年による差は大きいらしい。とはいえ、3月のツールド草津スタート待ちよりは大分マシ。あれは凍死する。
さてスタート。いきなり予想以上のハイペースで、付いていこうとする余地すら無いほどに周りに誰もいなくなる。ちょwwwマジかww 俺そんなに踏めてない?と思って出力見ると300W。3分で終わってしまうペース。うん、周り気にするのは止めよう。
220Wに戻してマイペースで登る。気温のせいか、昨日の試走より脚が重い感。むむむ。結局、最初2kmのアベレージは220W。このまま行ければFTP更新ペースだけど、そんなに甘くないだろうな。
前方に近いペースの人が見えるのを目標にして進む。No.66。この方とはその後もデッドヒートを繰り広げることに。そしてNo.5とNo.45。ちなみにこのレースのゼッケンナンバーは各カテゴリーの年齢順で振られているので、番号で歳がバレる。
先にスタートしたエンジョイクラスを抜きつつ、後からスタートしたOver40カテゴリーに抜かれつつ、淡々とシッティングで登る。エンジョイクラスは小学校低学年ぐらいの子が登ってたり、幼児を乗せたトレーラーを牽引して登ってる方がいたりと、何気に超人が混じっている。ところどころ斜度10%超えてますよ?
2km~6kmはアベレージ203W。何とかこのペースをキープしたい。斜度きつめとはいえ変化があまりないのは助かる。2速がやっぱり使えず1速固定の上、ダンシングもぎこちないので、ところどころ勾配緩むペースアップポイントがあるとか、シッティングで登れない勾配が登場するとかはツラい。ポジション変更の効果もあったのか、Zwiftと同じイメージで踏めてる感じ。
6kmあたりから寒さがつらくなってくる。主に腕と肩。長袖インナーにしておくべきだったか。しかし心拍数180bpmまで回ってるのに寒いって何℃なんだ。
「ウィーン」という音と共に抜かれたので、横を見ると電動アシストに乗った年配の方! そう、電動アシストクラス(ママチャリ可)があるのだ。それでもロード乗りたるもの、ママチャリベースの電動アシストに負けるわけには…負けるわけには……。ダメだった…。背中を見送ってしばらく走ると、路肩に止まっているママチャリが。さっきの方だ。トラブルか?と思って見るとバッテリー交換中! 何かモータースポーツぽいぞ。
8kmあたりから出力低下気味になり、アベレージ200Wを割り込んでしまう。ぐぬぬ。それでも何とかNo.5とNo.45が見える範囲に食らいついていたのだが、9kmあたり、給水所のところで痛恨のシフトミス。なぜかギアがいきなりトップに行ってチェーン空回り。かろうじて立ちゴケは回避し、降りてチェーン直して再スタートしたものの、競っていたNo.66も姿が見えないところまで行ってしまってがっくり。自分のボトル取ろうとしてサテライトスイッチに触ってしまったか? とにかく変速周りは今回の鬼門だった。
最後はダンシングしようとするも立ち上がれずゴール。出し切ったのは間違い無い…。なお太陽も出てきて山頂は暖かく、また絶景。
タイムは1時間2分1秒。あと2分が…。体重をあと3kg絞れてたら1時間切れたかな。平均心拍数:172bpm
加重平均パワー:201W
体重:63kg
機材Look595、BORA ONE、コルサG+チューブラー
ゴール後は山頂で豚汁、コーヒー、バナナが振る舞われ、下山後は表彰式しつつランチパーティー。これがレース受付時に配られている食券だけで満腹になれるレベル。更に美味い。最高。
かなり小さなイベントなのだけど、それ故の、良い意味でのユルさ、手作り感、小回り効く感があって、とてもほっこりできるイベントだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿