2018年5月23日水曜日

車坂峠ヒルクライム【当日】

6時起きでゆっくり朝御飯食べて会場へ。スタートに近い駐車場に入れたので、大分余裕を持って準備できた。

早朝集合&スタートのヒルクライムイベントが多い中で、7:30当日受付、開会式8:30、ロード部門スタート9:30と結構遅め。そもそも当日受付あるイベントの方が結構珍しい。朝からスタッフ目が回るし、道路閉鎖時間の短縮とか、宿泊客増やしたいとか、主催側としては前日のみにしたい理由の方が山ほどある中で、よくぞやってくださってると思う。

榛名ヒルクライム、SDA王滝、佐渡ロングライド、あずみのセンチュリーライド、蔵王ヒルクライム…と自転車イベント目白押しのこの日、車坂峠に集まったのは約300人。

マスドスタート計測なのでスタート位置は結構重要。なのだけど規模ゆえか位置取りで殺伐とすることもなく、開会式ちょうどぐらいに並んで2列目スタートという好位置。脚が無いのは分かっているので、脚以外で稼げるところは稼いでおきたい。寒いですねと周りの方と雑談しつつスタート待ち。そう、雨は免れたものの気温7℃で日陰はかなり寒い。車坂峠ヒルクライムで検索すると「暑かった!」というレポートが出てくるのだが、年による差は大きいらしい。とはいえ、3月のツールド草津スタート待ちよりは大分マシ。あれは凍死する。

さてスタート。いきなり予想以上のハイペースで、付いていこうとする余地すら無いほどに周りに誰もいなくなる。ちょwwwマジかww  俺そんなに踏めてない?と思って出力見ると300W。3分で終わってしまうペース。うん、周り気にするのは止めよう。

220Wに戻してマイペースで登る。気温のせいか、昨日の試走より脚が重い感。むむむ。結局、最初2kmのアベレージは220W。このまま行ければFTP更新ペースだけど、そんなに甘くないだろうな。

前方に近いペースの人が見えるのを目標にして進む。No.66。この方とはその後もデッドヒートを繰り広げることに。そしてNo.5とNo.45。ちなみにこのレースのゼッケンナンバーは各カテゴリーの年齢順で振られているので、番号で歳がバレる。

先にスタートしたエンジョイクラスを抜きつつ、後からスタートしたOver40カテゴリーに抜かれつつ、淡々とシッティングで登る。エンジョイクラスは小学校低学年ぐらいの子が登ってたり、幼児を乗せたトレーラーを牽引して登ってる方がいたりと、何気に超人が混じっている。ところどころ斜度10%超えてますよ?

2km~6kmはアベレージ203W。何とかこのペースをキープしたい。斜度きつめとはいえ変化があまりないのは助かる。2速がやっぱり使えず1速固定の上、ダンシングもぎこちないので、ところどころ勾配緩むペースアップポイントがあるとか、シッティングで登れない勾配が登場するとかはツラい。ポジション変更の効果もあったのか、Zwiftと同じイメージで踏めてる感じ。

6kmあたりから寒さがつらくなってくる。主に腕と肩。長袖インナーにしておくべきだったか。しかし心拍数180bpmまで回ってるのに寒いって何℃なんだ。

「ウィーン」という音と共に抜かれたので、横を見ると電動アシストに乗った年配の方! そう、電動アシストクラス(ママチャリ可)があるのだ。それでもロード乗りたるもの、ママチャリベースの電動アシストに負けるわけには…負けるわけには……。ダメだった…。背中を見送ってしばらく走ると、路肩に止まっているママチャリが。さっきの方だ。トラブルか?と思って見るとバッテリー交換中! 何かモータースポーツぽいぞ。

8kmあたりから出力低下気味になり、アベレージ200Wを割り込んでしまう。ぐぬぬ。それでも何とかNo.5とNo.45が見える範囲に食らいついていたのだが、9kmあたり、給水所のところで痛恨のシフトミス。なぜかギアがいきなりトップに行ってチェーン空回り。かろうじて立ちゴケは回避し、降りてチェーン直して再スタートしたものの、競っていたNo.66も姿が見えないところまで行ってしまってがっくり。自分のボトル取ろうとしてサテライトスイッチに触ってしまったか? とにかく変速周りは今回の鬼門だった。

最後はダンシングしようとするも立ち上がれずゴール。出し切ったのは間違い無い…。なお太陽も出てきて山頂は暖かく、また絶景。


タイムは1時間2分1秒。あと2分が…。体重をあと3kg絞れてたら1時間切れたかな。平均心拍数:172bpm
加重平均パワー:201W
体重:63kg
機材Look595、BORA ONE、コルサG+チューブラー

ゴール後は山頂で豚汁、コーヒー、バナナが振る舞われ、下山後は表彰式しつつランチパーティー。これがレース受付時に配られている食券だけで満腹になれるレベル。更に美味い。最高。

かなり小さなイベントなのだけど、それ故の、良い意味でのユルさ、手作り感、小回り効く感があって、とてもほっこりできるイベントだった。

2018年5月21日月曜日

車坂峠ヒルクライム【前日】

レース、レースだ! Zwiftじゃなくてリアルの。
最後に出たのレースは2013年のおきなわ。ヒルクライムだと同じく2013の乗鞍だけど、あの年の乗鞍は雨&コース短縮で、まるで走った感じがしなかった。2013は八ヶ岳も覚えてないぐらいヘロヘロだったし…。覚えてる最後はいつだろう?

まぁ過去はさておき、とにかく久しぶりのヒルクライムレース、事前予報が怪しかったものの、だんだん好転して当日は晴れ予報。ひゃほーい!

コースプロファイルはこんな感じで、距離11.8㎞で高低差1006m、平均斜度8.5%。割と一定の勾配でつづら折れが続くプロファイルはラルプデュエズによく似ている。コーナー数はラルプデュエズより多く、見てた限りで35はあったような。なお各コーナーには歴代優勝者の名前…ではなく小諸に縁のある歌人の詠んだ歌碑があるという風流な峠。

しかし平均斜度8.5%。乗鞍が6.5%なので過去最高にキツい。実走したことがある峠で近いものを探すと白石峠x2。これはアカンやつや! フロント36T-リア28Tだと登り切れないのでは…。そう思って手配しておいたのが34Tのチェーンリング。フロントが変速できなくなってしまうが、下山までアウターなど使うところ無いので無問題。

ところがどっこい。出発前の用事と準備に手間取った結果、リアスプロケの組み換えが精いっぱいで、クランク外して組み換える余裕など全く無し。受付は前日にしておきたかったので、試走して無理そうなら宿でチェーンリング組み換えることにして出発。

カーシェアリングで走りのスイフトと積載のソリオのどちらを借りるか迷ったものの、1人+1台だし走りやすい方を選んでおく。往路高速の横風がかなり強かったので、結果スイフトで正解だった。

ギリギリのギリギリで前日受付に間に合って試走へGO。サドルをヒルクライムポジションにして走ってみる。15㎜ほど前へ&心持ち前下がりに。
シッティングでダンシングする(?)ためのポジション。8%ぐらいの登りで、シッティングのままBB上に重心持ってこれるようにするのが狙い。身体がダンシングを忘れてるので…。

ポジション変更が効いたのか、試走した4㎞ぐらいまでの区間はフロント36Tで登れる感触。問題はリア変速の調子が悪く、ローから2枚目がまともに使えないこと。となるとほぼインナーロー固定で登ることになるので、ぎりぎり登れる36T-28Tで行ってみることにする。



2018年5月16日水曜日

【Zwift】Amgen Tour of California - Stage 3

5時前起きに成功したのでエントリー。週末が5年ぶりのヒルクライムレースなので、ここで1時間TTしておこうかと。コースはFigure8。

ウォームアップ時間無かったので、走りながらジワジワ上げて3.0W/kgキープで。周りのペースがちょっとした登りで上がるとついていけずに引き離される。そして食らいつこうと3.5W/kg出してしまうと直後に負債で落ちる。oh…。

最後は99位争いを繰り広げるもスプリントする力が無く100位/205。パワーメーターをQuarqからパイオニアに戻してから厳しくなった気がする…。

チューブラータイヤ交換 チューブレスは今度こそ来るのか? 

イーストンサーキットのタイヤを交換したばかりだけど、BORA ONEチューブラーのタイヤも来週の車坂峠ヒルクライムを前に交換。後輪は減ってるものの、ゴム劣化はさほどでも無さそうだったのでパンク予備に回し、2013年のツールドおきなわから履いたままになっている前輪は流石にヤバいと思い廃棄。

旧タイヤはMavicイクシオンで、新タイヤはVittoriaコルサG+。Tufo製と言われるイクシオンチューブラーは精度高くて使いやすく、250g程度と軽い割に頑丈で良いタイヤだったと思う。ブチルチューブなので1日で空気抜けたりもしないし。ただ乗り心地とか走行感はクリンチャーぽく硬めで、その前に使ってたHutchinsonカーボンコンプの方が気持ち良かったかな。

もう一度イクシオンでも良かったのだけど、何せマイナーすぎて売ってないので諦め、ララテックスチューブの乗り心地を懐かしく思い出してコルサG+使ってみることにした。もう「23cのチューブラータイヤ」自体が無くなりつつあって、ブチルチューブならContinental、ラテックスならVittoriaかVeloflex、以上終了!みたいな感じ。新製品が登場することもほとんど無い中で、グラフェン入りになったコルサG+は2018年現在において最新の技術が投入されたチューブラーのはず。


履いてみた。サイドがアメ色なのでクラシック感。ちなみに、こんなに緩くて良いのかと思うぐらい嵌めやすい。クリンチャーと比べてもずっと簡単に嵌まる。Continentalコンペティションと同じ規格に属するというのが信じがたい。チューブラーテープで貼る限りは、石鹸水やらシーラントやらを持ち出すチューブレスはもちろんのこと、チューブ噛みこみを気にしないといけないクリンチャーに比べても装着が楽なのでは。

早速、幕張周回練で感触を試してみた…かったものの、ちょっと風強め&帰り時間ぐらいに雨の可能性あったので、前輪はWH-7850TL+プロ4エンデュランスにしてしまった。たまにしか外走らない身に、強風時の前輪BORA50は扱いきれない予感。

したがって新タイヤの特性は良くわからない(泣) とりあえず後輪8.5気圧で突き上げがツラいとは感じなかった。路面のザラザラ感とか、周回路の緩いコーナー途中にあるバンプが跳ねて怖いとかは主に前輪から来てるぽいし。

ちょうどチャンプさんが最新のチューブレス、コスミックプロカーボンSL USTを周回練に持ち込んでいたので、少し乗らせていただいた。昔のチューブレスと全然違う! 白線の上を走っているような走行感に、跳ねないのに転がるという不思議。かつてチューブレスからチューブラーに乗り換えた時、クリンチャーからチューブレスへの変化より差が大きいと思ったのだけど、これはそれ以上かも。25Cになったからか?

ではチューブレスの方が良いのか?と問われると、良し悪しではなく、ただ違う、としか言えない。好みの領域。キレッキレの運動性が欲しいなら23Cチューブラー。乗り心地はBORA ONE+カーボンコンプ23Cでも充分良かったので。

自分ならどっちに乗りたいか? 慢性的にコーナリングと下りが苦手で、改善される見込みも薄い自分には、コスカボ+25Cチューブレスの組み合わせはかなり魅力的…。「実測重量からするとリム実質500gあるんじゃないですか?」などといきなりディスったりしないと物欲が抑えられないほどに。石鹸水まみれになった挙句「嵌まらない、ビードが上がらない、外せない」というチューブレス悪魔の三重苦がUST規格で解消されたのなら、後は登りさえ楽しく走れるなら最高じゃない?

しかしBORA ONE35チューブラーの実測1200gとコスカボSL-USTの実測1550gの差はやはり大きいと言わざるをえない。BORA ONE35クリンチャーが1407gとかなので、チューブレスに期待するなら、やがて登場するであろうBORA40WTOが本命か? でもカンパの2wayFITチューブレスがUST同様に使いやすいとは限らないしな…

などと悩んだりしつつ、実質Zwiftワールドが主フィールドな今の自分が一番欲しいのは、AlpeDuZwiftでもらえるLightWeightだったりするw

2018年5月10日木曜日

ミニ四駆とRCカー

実家で発掘。

アソシエイテッドRC-10ターボミラージュとか、田宮が初めてTRFとして販売したTRF211Xなんかに憧れて作ったミニ四駆&RCカー。

第一次ブームが去り、中学生になって仲間達が去っていった後も、第二次ブームの直前あたりまではまってたミニ四駆。ボディはt0.5プラ板からの自作、サイドローラーマウントもFRPから切り出して…という仕様は現在のレギュレーションだとNGなんだっけ。


さて、レーサーミニ四駆といえば○○Jr.。ダッシュシリーズ等を除いては田宮のRCバギーをオリジナルにしてるのが基本。キット購入の稟議を何回出しても通らなかったので、自作パーツ&バラ売りパーツで組み上げた一台。

フレームはFRP切り出し、足まわりはアルミ板金(多分1000番台)、モーターは確か飛行機RC用の280系で、コントローラはタムテック用、バッテリーは京商のバイク用をジャンク市で集めてきて、デフ周りとリアドライブシャフトは田宮ツーリングカーから。ボディはt0.3アルミ板金。なお全て人力手加工。

FRP切り出しのフレームはともかくとして、板金一品物の足まわりをクラッシュさせるのが怖すぎ&組み上げて満足してしまい、初走行後は結局大して走らせずに終わってしまった思い出が。しかしコイツをどう作るか、パーツを集めては図面を引いて削ってしてたのは本当に楽しかった。

設計と製作をどれだけ凝ってもテストと改良を積み重ねないと良いものにはならないからさっさと動くものを作って動かせ、というのは部品製作とテストを仲間がやってくれる今だから言えることで、自分の性癖は当時からあまり変わってないな…。