【前日 8/25】
金曜の就寝が遅かったので、無理せず8時出発。
さくぞうさんと合流し、運転交代しつつ乗鞍へ。近付くにつれて周りに自転車を積んだクルマが増え始め、何気に余裕無く16時頃に到着した乗鞍高原はすっかり選手村。宿という宿の前に自転車とローラー台が並ぶ。子供の頃にミニ四駆の大会で感じたような、懐かしく、わくわくする感覚。
国民休暇村まで2本走ってペースと出力を確認。3㎞までの目標タイムに近付くように走ってみたら230w前後。むむむ、コレ最後までもつとは思えないな…。
宿は大阪の有名ショップ、シルベストサイクル-アルフェラッツの皆さんと同宿。晩御飯を早めに食べて隠れ湯を堪能し、さっくり早寝。飢えてたのでトンカツまでぺろっと。
【当日 8/26】
5時起床で宿の朝御飯食べて、6時の選手集合&荷物預かりへ。
自分のスタート時刻はロードカテゴリー中最も遅い8:20なので、チャンピオンクラスのスタートを観た後、一旦宿へ戻ってローラーで30分ほどウォームアップしたり軽量化したり。
チャンピオンのスタート直前に
「今年はタイム測定がネット(各自ごと)なので注意」
というアナウンスが。チャンピオンクラスはどのレースも一斉計測だと思っていたので意外だった。毎年スタート前場所取りで揉めるからかな?
アップは心拍170bpmぐらいまで一度上げておく。…ローラー持っていったにも関わらず使わなかった富士の二の舞は回避。宿とスタート地点が近いとこんなにも楽なのかー。
機材:Look595+BORA-ONE 7.4㎏
体重:60㎏ 14%
前日の出発前の数字なので多少ずれているかも。残念ながら決して軽くない。
体重を58㎏ぐらいにして、白石峠30分切りを果たしてから乗鞍に挑む!予定だったのが60㎏、白石峠は31分半あたりが精一杯の有様。マイナス要素を考えても始まらないので、FSR長野合宿で当社比そこそこ登れたのを心の支えにしてGO!
目標は1時間20分切り。
【0~3㎞】
目標は9分30秒。
ぎりぎりもつかもと思える220wあたりで踏んでいく。
パワーを指標にすると、7~8%ぐらいの斜面は周りと同じぐらいのペースで走って、ちょっと弛んだところで大分前に出る感じに。ペースの近い人2人ぐらいと抜きつ抜かれつ曳いてもらいつつで9分50秒。いきなり定刻から20秒遅れ(汗
【~6.7㎞(三本滝)】
目標は三本滝まで21分30秒。
勾配緩いのでがんばるものの、出力はちょっと落ちて215wぐらい。
富士とか乗鞍のように緩斜面区間のあるヒルクライムは、緩い区間で休んでしまわないのがポイントと知ってはいたものの、実際パワーを指標にしてみると予想以上のスパルタっぷり。
せ、先生、少し休ませてください…orz
差は更に広がって22分08秒。
【~9.7㎞】
目標32分30秒。
三本滝までに比べれば斜度は上がるものの、まだ脚が回るので淡々と。
先にスタートした組に追いつき始めたものの、まだ道幅を広く使えるので気にしなくて良い感じ。自分もこの辺で後方スタートのMTBトップに抜かれた気がする。景色が綺麗。相変わらずパワーメーター先生が緩斜面のペースダウンを許してくれない。
33分31秒でついに1分遅れ。アカン!
【~12.7㎞】
目標45分10秒
10%越えのポイントがそこかしこに現れて一気に辛く。
うっかりコーナー内側に行ってしまうと勾配に跳ね返されそうに。試走してなかったら23Tで来てたかと思うと恐ろしいな…。
ダンシングで急勾配を抜けると、その後がガタ落ちしてしんどいことになったので、あくまで210wぐらいの一定ペース維持を心掛けて25Tをクルクル回す。景色見てる余裕が無くなってきたぜえええ!
46分30秒。順調に差が広がってキターorz
【~15.7㎞】
目標57分50秒
位ヶ原の給水ポイントは取らずに通過。そして森林限界を超えて視界が広がり…目指すべき山頂が見える。下山中の人から、「上向いて走れ!」と檄が飛ぶ。下向いちゃうと呼吸が苦しくなる、ってのを思い出し、なるべく山頂見て走るように。あと30分であそこまで行けるか?
この辺りから自転車歩いて押してる人、道端にへたりこむ人がの数が突然増える。自分も踏めなくなって205wペースで、ダンシングなどもっての他。酸素足りてない感が。
下山が始まって車線が半分になるのと、止まりそう(自分も50歩100歩だけど)な人が増えるのが相まって、ところどころ追い越しが辛くなってくる。
59分21秒。差が広がるのは食い止めたが…。
【~18.7㎞】
目標1時間12分30秒。
もう酸素が相当薄いくせに平均斜度は一番キツい区間。
試走の時はこの辺りから先がもう全くダメダメで、足着かないのが精一杯。区間目標タイムのベースになっているのはその試走タイムなので、同レベルの大タレしなければ取り返せるチャンスはある、と信じて回す。しかし200w維持がいっぱいいっぱい。更に渋滞してきたコースを縫って登る。
1時間13分44秒。ちょっと詰めた!
【~20.5㎞(ゴール)】
目標1時間20分。
1.4㎞で1分15秒を詰められるか?
詰める、詰めるのだ、詰めろ!
ゴールが見え、サイコンの数字が1時間19分を指す。
もうこっから出来るのは全力でもがくのみ。
「右側通りまーす」とか言ってる余裕など全く無く、
え”ぁっ ヴぉあっ がああ○□hj!!!!
とにかく声を絞り出してゴール。
数字はまだ19分。
うおっしゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
リザルト:1時間19分45秒 93/340(男子ロードC)
【その後】
この後が本日第2ステージ。
乗鞍以上のウルトラ超級山岳「小仏峠」の始まりであった。
ちょっと山頂でゆっくりしてから、昨日の宿でシャワーをお借りして美味しい蕎麦食べて帰路へ。夏休みの週末なので、中央道、関越道はどっちも渋滞ひどいと予想していたものの、高速どころか乗鞍高原から松本までが既に大渋滞していた上に、自分が宿に荷物を忘れて取りに戻るという大チョンボをやらかす。ぐはっつorz
問題の小仏峠は、夜10時を過ぎても渋滞距離が30㎞を下回らないという圧倒的な存在感でそびえ立ち、結局乗鞍~さいたま間で9時間という悪夢のステージとなったのであった。
ぐったり。
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