2日目は午後からの雨予報により予定変更してマビックホイール試乗会。
とても獲得標高差3000m超のコースを走れる脚が残って無かったので、これは天に感謝するところかも。
鹿島槍スポーツビレッジで各々ホイールを借りて出発。スポーツビレッジまでの登りがなかなかえぐい感じ。帰ってくるにはコレ登らんといかんのですか…。
黒部ダム手前の扇沢へと続く10㎞ほどの登り。
勾配は5%ほどだけど、昨日で脚完売していて超ツラい。
昨日後半と同じく、引き足重視でくるくる回して登る。
でっかい山がそびえる景色は素晴らしく、今度来る時は黒部ダムを是非見てみたい(今回の折り返し点付近からバス乗換)
などと考えていたのは登りの間。
今合宿最大の恐怖はこの後の下りで訪れた。
遅れるのは判っていたので、皆から遅れて自分のペースで下っていたはずが…
過去2回ほど見舞われた、下りでのハンドリング振動が発生!
路面の荒れで跳ねた後、小刻みな蛇行が始まって、ハンドル押さえようとすればするほど発振する恐怖の現象。
後ろからクルマが来てたこともあって心臓凍った…。
この症状に見舞われたのは3回目で、過去の2回は日本海ツーリングでの軽井沢-小諸間の下りと、グランフォンド八ヶ岳での朝一の下り。
CAAD8、Look595のどちらでも起きてるので、多分バイクは無罪。
共通しているのは
①気温低め
②直線の続く長い下り
③路面荒れてるところがある
真夏の今回の場合①は当てはまらないようにも思えるのだけど、体が急に冷えた、という点では同じと言っていいかも。
推測するに、
・ブレーキングを続けることで腕に荷重がかかり続ける
・冷えることで、力入れてる部分の筋肉が硬直(腕、脚)
・⇒硬直+ビビりで手足に震えが出やすくなる
・荒れた路面ではねる
・⇒振動を抑えこもうとするも、上記の状態なので制振するどころか発振気味に。
・⇒やばいと思って力入れる&更にビビる
・⇒更に発散傾向になって蛇行
ということではないかと。
対策としては「ビビらないでブレーキ少な目で下れるようになる」
はなかなかハードルが高いので、「下りは冬以外でもウォーマー付けるようにする」あたりが妥当なとこか…。下山装備が充実してる富士ヒルクライム後の下りでは発生したこと無いし。
何とか無事に下り終えた後は、青木湖岸をH澤親分の曳きでぶっ飛ばし、冒頭の登りへ。クルマで登った感じ、白石峠と同等かそれ以上の斜度ありそう。(後で調べたら平均10.5%)
もう試乗ホイールに27Tスプロケが付いていることを感謝しつつ、気合で登るのみ。80㎜ハイトホイールでダンシングしながら登っていくH澤親分に曳いてもらう形で、何とかかんとかゴール。
【ホイールインプレ】
[キシリウムSR]
後輪の反フリー側のみがR-sysと同じ、カーボンパイプスポークによるトラコンプ構造になっているホイール。
スタートから青木湖手前ぐらいまで使用。自分の感覚だとトラコンプの効果が全く判らなかった…。乗り心地に効くらしいけれど、それに関してはシマノC24-TL+チューブレスタイヤのが大分上に思う。自分が持っている中ではイーストンのサーキットが一番近い感じ。
登りに関しては、どんな新構造よりも27Tスプロケ付いてる有難味が一番、という状態だったので何とも。脚がある時に乗ればまた感触違うかも。
[コスミックカーボンSR]
カーボンスポークのディープリムホイール。
同じ形状のスポークを持つアルティメイトとは違って、リム構造はアルミリム+カーボンカウル。上位のSLRとの違いはリムがエグザリット処理じゃないところ。ハブも見たところちょっと違う? 青木湖手前からゴールまで使用。
コレはかなり良いと思った。平坦伸びるし、最後の10%の登りもホイールが重いって感覚は余り無く。乗り心地に関しても、キシリSRと比べるとこっちのが良い感じ。重量1595gはチューブラーホイールよりは重いものの、フルカーボンディープリムのクリンチャーホイールと同じぐらい(FFWD-F4Rが40㎜リムで1550g)。
おきなわが雨だったら、BORA-oneじゃなくてこっち使いたいと思った。残念なのはお値段。コスカボSRで\22万、SLRで\28万というのは、それぞれBORA-one、BORA-ultraと同等かそれ以上。というかLightWeight以外なら何でも選べてしまうレベル。エグザリットなSLRの「雨でもブレーキが効く」というのは確かに他で得難いメリットではあるのだけど…。
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