2008年8月13日水曜日

ヒルクライム長野二日目 ~美ヶ原高原~

昨日の乗鞍に続く次のステージは美ヶ原。ツールド美ヶ原の舞台。序盤の激坂がとにかくキツイとは聞きつつも、標高自体は乗鞍より低いしトータルでは楽だろう、と正直なめてました。…ゴメンナサイ。

スタート段階での計画は、新島々→松本→美ヶ原高原→ビーナスライン→蓼科→茅野。乗鞍高原からのトンネル区間はやっぱり怖いのでバスで下り、新島々から自転車に。松本に着くとすぐに登りが始まるので、この区間を使ってウォーミングアップ。


 松本城。荷物を満載した高校生ぐらいのサイクリスト達がキャンプ中だった。プラスチックの衣装ケースをそのまま搭載するのがすごい…。松本市街は9時前で既にかなり暑く、先行きにやや不安が。

緩やかな登りを進み、温泉街に入ったところでいきなり傾斜が急になる。しかしツールド美ヶ原のスタート地点はもう少し先のはず。


 この看板を右に少し行ったところがスタート地点らしい。大人数がスタートするということで、広い道かと思いきや結構狭い。 いざ激坂区間スタート!!…ごめんなさいまっすぐ登れませんorz  


ギアはコンパクトクランク使って34-25だけど無理。まさに壁。他にクルマも来ないのをいいことに、道幅いっぱい使って斜行しながら登る。出せる限界トルクと斜度から進む方向が勝手に決まる感じで、行きたい方向へ走れない。 前輪と爪先が干渉して焦るぐらいの超蛇行。レースだとこんな走り方は出来ないので、ツールド美ヶ原に出たら悲惨なことになるのは間違いなし。

のたうちつつも何とか足着かずに登ってきたものの、「市道ここまで」 の看板と共に現れたヘアピンカーブの傾斜をクリア出来ずに

━終 了━ ⊂⌒~⊃。Д。)⊃   

実はここで激坂区間は終了だったらしく、以降はやや楽な傾斜に。「最強激坂」のキャッチに違わず、自分が今まで走ったコースの中で一番きつかった。


 松本盆地一望。一度足付いてしまったので、開き直ってゆっくり登る。この辺りからの問題は暑さで、スタート地点が高原だった乗鞍と違い夏の日差しがもろに来る。 美鈴湖に到着してしばらくの平坦区間を経て、再び登り。昨日の乗鞍、今日の激坂の疲労が残る脚はどんどん重くなり、乗鞍と比べると景色が普通の林道、ということもあってモチベーションがどんどん下がるw。 これだと白石峠とあまり変わらないなぁと、少々落胆しつつ登るうちに、木の種類が変わって高原ぽくなってきたところで分かれ道に出た。


 右に行けば美ヶ原高原、左に行けば美ヶ原美術館。美術館行きは下りになるので、まずは高原まで登る。


 分岐から少し進むと、森が途切れて眺めが開けた。お? お おおおおー!絶景だあああ!!!

空を走ってるような気分になれる道を快調に飛ばす。何か道端からもしゃもしゃと音がするので見てみると、牛が食事中。こんなとこで暮らしてたら良い乳出しそうだなぁ…。登ってくるのは大変そうだけど。 クルマの屋根から上半身出した人に応援されつつ、山頂駐車場到着。クルマで来るのも楽しそう。オープンで走ったらきっと最高。


山頂レストハウスにあった山の模型。これだけ登ってきたのかと確認して、この先のルートを見てみる。……うはwww無理wwww 
登ってきた半分ぐらいを降りて登り直し。コースプロファイルである程度分かってはいたものの、立体で見ると説得力が違う。山中で日が暮れること間違いないね!
携帯のバッテリーが怪しくなってきたので、持ってきていた電池で充電
   ↓
マンガン電池では携帯駆動できないことを思い知らされるorz

 美術館から先のルートは断念することにして、せっかくだから最高地点の王ヶ頭へ登ってみる。もしかしたら売店あって電池買えるかも、とも期待しつつ。


遠くから見えていた謎の建造物群が近づいてくる。登山道のような道を登る。まさかビンディングシューズでこんなとこ歩くことになるとはw


何とも不思議な光景。太陽の塔というか昔のSFのロケットというか。正体はテレビ電波塔。各局がそれぞれ建てた結果、この通り林立することに。共同で建てようぜ、という話にはならなかったのかな? 


着いたー。売店あるかな…って売店どころかホテル建ってるがな! 登山者向けの山小屋みたいなのじゃなくて、れっきとしたホテル。このホテル、朝には雲海から登る朝日が見えるらしい。いいなぁ。


 しぼりたて牛乳。注文するとやかんから注いでくれる。電池も売っていたので携帯復活。



ホテルの前から広がる高原の牧草地。ずっと昼寝していたくなる景色。登ってきた甲斐はあったなぁ。 高原でゆっくりしすぎたのと脚が残ってないのとで、予定ルートを大幅短縮して下山。美ヶ原温泉で温泉浸かって帰ることに。ほとんどが旅館の内湯なので、地元の方にビジターでも入れる温泉を教えていただいた。


雰囲気ありすぎな温泉、枇杷の湯。昔の武家屋敷らしい。


今日もよく走ったなーとか思いつつ、温泉に浸かって日が傾いていくのを眺める。…よく考えると2日とも大した距離は走ってませんが。松本~茅野間をきっちり走ろうと思うと、松本を早朝出発するルートにして、かなり気合入れて走る必要がありそう。山岳グランフォンド走るつもりで。 それは次回の課題として、良い旅だった。

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