ヤシマ作戦までで、ストーリーは概ねTV版と同じ。ただし早々にシンジとリリスが対面したりと、TV版の序盤では触れられることの無かった項目が色々登場。シンジの心境の変化が丁寧に描かれているので、TV版の時よりずっと判り易く、正統派ロボットアニメとして完成している。TV版のちょっと分裂気味な雰囲気からの変化は、新劇場版として完成度を上げた結果か、それとも監督達が大人になったからか。
「国家、組織の総力を挙げての一点集中突破」というプロットはそれだけで燃えるものだ。そして庵野監督は「王立宇宙軍」のロケット打ち上げ等、そういうシーンを描くのが最高に上手い。その監督が描く、劇場版「ヤシマ作戦」は鳥肌モノ。
映像面では、描き直されたエヴァや、3DCGでぐりんぐりん動きまくる使徒もさることながら、メカフェチには兵装ビル群の描写が刺さる!基本的にやられメカで、劇中の扱いも囮でしか無いんだけど、無駄に綺麗な偽装を施された高層ビルが砲台群に変形していくのがいい感じ。しかもミサイルじゃなくて、わざわざ薬莢使うタイプの火砲にして、無人の交差点に巨大な薬莢が降り注いだりとかもうツボつきまくりな。 面白かったので、後はTV版や以前の劇場版のようにとっ散らからずに、最後まで楽しませていただきたい。そして最大の衝撃は次回予告に。
「月から舞い降りた六号機」って何だそれは!
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