2007年7月25日水曜日

ヴィノクロフ、ドーピング陽性

嘘だと言ってくれえええええええ! orz
よりによって、あの鬼神の如き走りを見せた第13ステージの個人タイムトライアルが…

アスタナはツールから撤退、従って総合10位以内にいたクレーデンとカシェチキンもいなくなった。 今年のツールでのヴィノクロフの走りは、久々にスポーツを見ての感動を与えてくれるものだったのに。


マイヨ・ジョーヌの大本命と言われ、全ての照準をツールに合わせてきたヴィノクロフ。一昨年のドーピング騒動でスポンサーのいなくなったチームに、祖国カザフスタンの国家支援を取り付け、監督やチームメイトも自らスカウトして、自分だけのためのチームを作り上げてきた執念の闘士。

それが序盤ステージの落車で重傷を負い、手足の包帯から血を滲ませ、アルプス越えではままならない結果に涙を流しながらも、心折れずに走り続ける姿は単純に凄いと思わせてくれた。

それも単に走り続けるだけではなく、復調を見せたステージでは盛んにアタックをかけ、チーム戦略を駆使して総合争いのライバルを振り落とし、幾多の見せ場を作ってきた。そして第13ステージの個人タイムトライアル、雨で他の選手が慎重に走る中、鬼神の如き全開走行でトップタイムを叩きだし、一気に総合争いに復活。 ほんとに鳥肌が立ったよこれには。

その走りがドーピングによるものだったなんて…

0 件のコメント:

コメントを投稿