富士ヒルクライムにやってきたものの、ビンディングシューズを持ってくるのを忘れてしまったことに気付いた。
シューズ忘れた!どうしよう…とかやってるうちに時間は過ぎていき、余り眠れないうちに起床時間の朝4時。会場の物販ブースを当たってみて、無ければこの際スニーカーで走ることにして出発。眠い…。 駐車場についてみると、皆様もくもくとローラーを回していて気合入りまくりな感じ。一応ローラー台は持ってきたものの、もっと重要なものを忘れてしまったのでそれどころでは無いorz
結局、会場販売でシューズを売ってるところは無く、せめて通常のフラットペダル売ってるところが無いか探して回っていたところ、ゼータトレーディングさんから試乗車用のフラットペダルを貸していただけることに。 踏面小さいSPDペダルとペラペラスニーカーの組み合わせで富士山を登り下りするのは結構怖そうで途方に暮れていたので、本当に助かりました。ありがとうございます。>ゼータトレーディングさん
昨日の雨が嘘のような好天で富士山くっきり。
開会式を経て、アスリートクラス、女子、その後は申告予想タイム順にスタート。ゲストライダーとして片山右京氏が挨拶していたのだが、自転車に乗るようになってから氏を目撃する機会がとても多く、特にここ一ヶ月ほどは茂木→佐渡→富士と毎回お見かけしている気が…。走力が違いすぎるので、毎回スタート時しかお目にかかれませんが。
そんなこんなしているうちにスタート順が。申告予想タイムは1:45で第6グループ。目標は1:30、と言いたいところだけど、先日定峰走った感じからすると16km/h維持は難しく、更にビンディング無しとなると申告通りの1:45が実質目標になりそう。
【スタート~1合目】
ウォームアップもろくにしてない上に、フラットペダルに慣れてないのでゆっくり目に走る。心拍150rpmぐらい。引き足使えないとはいえ、引き足側の足裏で感じる反力(=踏みこみ側への余計な負荷)がなるべく小さくなるよう心がけつつ。時々引きすぎてペダルから足が離れて焦ったりしつつ。 もう抜かれまくりで、後発スタートの第7グループはおろか、第8グループの人にも抜かれたりするけどキニシナイ! クルマで走ってみて2~3合目より勾配きつそうなのが判っていたし、何より「フラットペダルな時点で限界チャレンジじゃないからまったり行くか」とみたいな開き直りが。
【~2合目】
富士山へ向かって一同もくもくとペダリング。みんなほとんど無言なので、静かな中にチェーンの音と呼吸音だけが響く。ちょっと傾斜が緩くなって楽に。心拍は162bpmを越えない程度に抑えつつ漕ぐ漕ぐ。
【~3合目】
少し道がくねくねし始めて勾配にも変化が。とにかく景色が良いし、クルマを気にする必要も無いので気持ちいい! 相変わらず160bpm前後で。給水所はパス。
【~4合目】
1合目区間で抜かれた第7グループの方々を抜き返しつつ登る。脚はまだ余裕ありそうだけど、これ以上回そうとすると一気に心拍上がって終わりそうなので淡々と登っていると、コースの先の方から「アレアレアレアレアレ!」という掛け声が。何と悪魔おじさん登場。正確に言うと「悪魔おじさんコスの人」で、本人では無いんだけど、思わず噴いてしまった。そしてハイタッチしようとして落車しかける俺。かっこわりぃぃ…
【山岳賞区間~ゴール】
4合目を過ぎたあたりから勾配がきつくなり、心拍も170bpmぐらいに。
太鼓で応援してくれる辺りを過ぎると、ゴール直前の登りまでほぼ平坦になるので思いっきり踏む。脚はまだかなり残っていたので、平坦区間は下ハン持ってほぼ全力で踏みっぱなし…で走っていたところ、ゴール直前の登りで酸欠で倒れそうになってハァハァする羽目に。さ、酸素が足りませんorz
【ゴール後】
おそらく酸欠から来る頭痛と目眩で動けず、しばしぶっ倒れる。
雲海を見下ろす絶景。過去数回の富士ヒルクライムで、ここまでの好天は初めてらしい。今年は佐渡といい富士といい、天候に恵まれている。 下山用荷物を受け取ったところで、しばし寝てしまい、走行時間短いだろうと思って日焼け止め塗ってなかったので盛大に日焼けしてしまう。高所は紫外線強いのに…。
ちなみにゴールタイムは1:45:48で、微妙に1:45は切れず。ビンディングシューズなら1:40には出来るかもしれないけど、1:30はまだまだ遠いと感じる。今年はせっかくいい天気なんだから景色見ながら走りなさい、ということだったのだと自分に言い訳。鍛えなおして来年は1:30切りたい。
【下山】
駐車場で寝ているうちに下山最終時刻ぎりぎりになってしまって焦る。雨天だった年は命の危険を感じたという下りだけど、今日の天気だともう超快適。奥武蔵あたりの峠だと、ちょっとブレーキ緩めるとあっという間に次のコーナーが迫ってくるのだけど、スバルラインはそんなに曲がりくねってないし勾配も緩いので、景色を楽しみながら下る余裕が出来て楽しい。対向車も来ないし。
ただしそんな感じで楽しく走れてしまうがゆえに、比較的安全なはずのヒルクライムレースで怪我人が出るのはゴール後の下りだったりして、今回も残念ながら救急車出動の事故が一件あったとか。
この下りで意外な人と10年ぶりぐらいに再会した。レース中から何回か見かけた「TeamUTMC」ジャージ姿のライダー。はて…自分の知っているUTMCはマイコンクラブだったはずで…でもあのロゴって確かUTMCの部室で見た気がするし…などとしばらく悩んで、思い切って声をかけてみたところ、何と大学1、2年で同クラスだったO川君だった。彼によると、メンバーがどんどんはまっていって、ジャージは作るわ、自転車強化合宿は開催されるわという有様だとか。
別サークルとはいえ、お互いコンピュータ系サークルだったはずなのに、何でヒルクライムレースで再会してるのか。 ロードバイクにはオタクを惹きつける何かがあるのかもしれんねーとか話しつつ、トイレ行きのためO川とは途中でお別れ。その後、吉田うどんをすすりつつ表彰式を見ていたら、6位の人がUTMCとか。ぬお、ガチすぎるぞ。ちなみに6位に入ったのは渡辺亮さんとか…あれ、もしかして合気道とRobotechで一緒だった渡辺君??(後にやっぱり本人であることが判明)
【帰宅】
ほとんど会場撤収始まるぎりぎりまでだらだらして、近くの温泉行って仮眠とってから帰宅。佐渡の時に引き続いてスタート前とゴール後がとにかく眠い、のは朝4時に起きるなどということが可能な生活サイクルになってないからだろなぁ…。
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