何が大変って佐渡ロングライドは走り始めるまでが大変。 夜行列車→バス→フェリー→バス で、前日一日を宿でゆっくり過ごせるのは良いのだけど、出発が金曜夜で帰ってくるのが月曜朝、という日程は家族持ちにはとても大変そうだ。
7時ぐらいで退社して自転車と荷物をパッケージ。Oと駅ホームで合流して上野へ。 輪行時の混雑がちょっと心配だったけど、池袋までは上り方向なので楽々、池袋~上野間はやや冷たい視線を浴びつつも、そんなには混雑してなかったので何とかクリア。
上野に着いたらいるいる。自分達と同じような輪行袋持った集団が。こういうのって何だかわくわくしてしまう。子供の頃、ミニ四駆レースに行く途中の電車で、同じようなパーツボックス持った子をちらほら見かけて無性に楽しくなったのを思い出した。
乗るべき電車は、新潟までのレギュラー夜行列車「ムーンライトえちご」 よりも更に遅い時間を走るその名も「佐渡ロングライドエクスプレス」。列車座席四列の片側二列を、丸ごと自転車搭載スペースとして使い、乗っているのはロングライドを走るサイクリストのみという専用便である。こう書くと何だか仰々しい列車のように聞こえるが、実態はリクライニング無し、夜間消灯無しで、ちょっとヘンな臭いもしたりする、使い古しの夜行列車そのもの。こういうのも風情があって良いけど。
【AM4:00】
なかなか寝付けずに、やっと寝入ったと思った頃に新潟到着orz 後ろのグループ、修学旅行気分で楽しいのは判るんだけどしゃべりすぎなんだよ! 駅から臨時便の路線バスで新潟港へ。心配していた天気は、上野初の夜行列車降りた時から雨。マジですか。 港で蕎麦食ったりしつつフェリーを待つ。ふと蕎麦屋のTV画面を見ると、ゲーリー・グッドリッジみたいなマッチョな黒人が、手足を繋ぐゴムバンド付けてのフィットネスを指導する、通販(?)番組が。もう眠くて仕方ないのにそのアメリカンテンションは勘弁してくださいヨ! (※まさか後日、これ(=ビリーズブートキャンプ)を自分がやることになろうとは、予想だにしなかった…)
【AM6:00】
ほぼサイクリスト運搬船と化したフェリーに乗り込み、自転車を椅子席にくくりつけ、二等船室に倒れこむ。ちなみに椅子席にはちゃんと自転車一台ずつの区切り線が引かれてて、椅子に固定してもらえるようになっている。さっきの路線バスもだけど、専用便ではない通常の交通機関が、こういうサポートをしてくれてるのはとてもありがたい。新潟の方々に感謝。
【AM8:00】
両津港@佐渡に到着。こち亀の両さんの名前の由来でもある由緒正しい港。フェリーからは屋根に自転車を満載したクルマも数台吐き出されていく。新潟では雨模様だった空にも、島への到着を祝福するように太陽が輝いている。実にすがすがしい朝である。 さて、ここからが問題で、宿泊場所とロングライド受付は島の反対側にある。そのためシャトルバスが運行されているのだが、このバスは事前予約が必要なのだ。…参加者ガイドを開封した時には予約締め切りすぎてたんですがorz
出発時には荷物を背負っての島横断を覚悟していたのだけど、現在の体力ではかなり厳しい。ふと見ると、迷い無く自転車を組み立てて走り出している方々が。ううーむ、ここは行くべきか。しかし真似したら明日走れないかも…。結局、席余裕があったらシャトルバスに乗せてもらえるということで、他の予約忘れ組な方々とバスを待つ。幸い乗せてもらえて宿へGO。
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