機材:Look595+BORA-ONE 7.4㎏
ヒルクライム用にサドル5㎜前
体重:59㎏
集合場所までの移動+スタート地点までの移動で、とりあえず12㎞、450mほどのヒルクライムをこなしてからスタート。ウォーミングアップには少々ハードすぎます。
真っ暗な中走った昨日の迷走は試走と呼べるものになっておらず、ほぼぶっつけ本番でGO。ペース配分はパワーメーター先生にお任せ。心拍計の調子が悪いので、余力がどれぐらいなのかさっぱり判らないけど(汗
【スタート】
気圧の下がる後半はパワーダウンが予想されるので、標高の低い前半をFTPに近い230~240wで頑張って、トータルAveを乗鞍同等の210w+ぐらいでまとめるつもりで。多少なりとも体重減ったせいか、62㎏ぐらいだった頃と比べると7~9%ぐらいの斜度を楽に登れるようになった気がする。
5㎞ぐらいまでは230wを維持できたものの、その後ちょっと落ちて220wペースに。
斜度が緩んだところでの出力がなかなか維持できない。同じ出力でも呼吸が苦しくなる感じ。
10㎞、昨日登った駐車場のあたりを過ぎて、じりじり出力が下がって200~210wをうろうろ。
同じクラスでペースの近い人3名と抜きつ抜かれつを繰り返しつつ。とにかくアベレージで登り続け、まず2人、そして一番手強かった1人を20㎞ちょいぐらいのところで置いていくことに成功。
ここまでで乗鞍と同じぐらい走ったことになる。こっから先は未知の領域。だがこの調子で行ければ…という希望は早くも22㎞ぐらいのところで砕かれた。
がっくりと落ちる出力、痺れ始める腕、狭くなる視界。
あかん、これは乗鞍試走の時と同じパターン…。
もうひたすら我慢の時間。
出力は190wを割り込み、ダンシングなどもっての他状態。置き去りにしたはずの1人にも逆転を許してしまった…。最後1㎞ほどは更に悪化して、最早180wが出せなくなり、止まらないだけで精一杯な有様でふらふらゴール。
【ゴール後】
目の前がチカチカしている状態で、自転車を置いてティラロンゴポーズで倒れこむ。
しばらくこんな状態でぜーはーしていたところ、腕の痺れがどんどんひどくなり、脚から胴体から、しまいには顔まで痺れて完全に身動きが取れなくなってしまった。
助けを呼ぶにも呻き声しか出せない。手とか握りこんだまま開けないし。
な、なんだこりゃ…助けてくれええええええ!
しばらくして、異変に気付いた人が救護班を呼んでくださったらしく助けが。目も開けられないまま聞いていたところ、過呼吸らしい。一通り処置を受けて、何とか下山バスに乗り込める程度に復活。通報してくださった方、救護班の方、本当にありがとうございました。
[教訓]:レースのゴール後は浅くて速い呼吸を繰り返してはいけません。
ゆっくり深呼吸しましょう。
下山後は、バイク受け取り(今回は全員のバイクをトラックで下してバス下山)を待ってる間に台風17号がどんどん接近。ぎりぎり本降りになる前に富士宮駅に駆け込んだものの、東海道在来線が15時で打ち切りという無情のアナウンス。
富士→新富士間をタクシー移動して、まだ動いている新幹線に乗り込むことに成功。最初から最後までどはまりの多いレースだったなぁ。
リザルト:1時間56分30秒 26位/73(男子U-35)
Aveパワー:204w
【反省】
前日迷走のデータを見ると走行距離60㎞、獲得標高差1300m。
大体富士スバルライン一本分ってとこか…。TSSは164(翌日疲労が残るレベル)
これと当日スタート地点までの登りが、最後失速の原因となったように思う。標高高いとはいえ乗鞍よりは低いのだし。
ここのところは大体のヒルクライムレースを80~90分で終わっていて、そこにぶっつけ本番で高強度30分を上積みするのはなかなか厳しかった。普段やってないことは本番でも出来ない、というのは去年の沖縄でも感じたこと。
心拍計はトランスミッタを新品に替えた後、動作確認せずに持って行ってしまったのがまずかった。機材もぶっつけ本番はダメですね。
結果はともかく、乗鞍も、今回も、8月頭のFSR長野合宿が結構効いてる感じがする。1人で淡々と登っても、やはり本番のような追い込みは出来ないし、いっぱいいっぱいでも手が抜けない、って状況は1人ではなかなか作れない。
素晴らしき仲間達に感謝です。