がしかし、下りで前輪パンクしてすっころんだ、という話を聞いてチューブレスタイヤに惹かれ始めた。パンクするとあっという間に空気圧を失うクリンチャーに比べて、チューブレスはパンク時も空気圧低下が穏やからしい。高速の下りで前輪の空気圧を突然失ったら落車は確定だろうし、そのまま対向車や崖に突っ込んだら死にかねないよな…。
け、決して新ホイールIYHの口実じゃないんだからねっ!!
富士ヒルクライムが近づいてきたとか関係無いんだから!!!
というわけでホイールの仕様をサーベイしたので覚え書き。考察はあくまでカタログスペックと伝聞からの憶測。 まずはチューブレス対応ホイール
ホイール | リム高 | 重量 |
---|---|---|
シマノ 7850-C24-TL | F:24mm R:23mm | F:632g R:826g 計:1458g |
シマノ 7850-SL | F:24mm R:23mm | F:649g R:865g 計:1514g |
カンパ ユーラス2wayFIT | F:24mm R:28mm | F:660g R:929g 計:1579g |
カンパ シャマル2wayFIT | F:24mm R:28mm | F:605g R:790g 計:1395g |
フルクラム Racing1 2wayFIT | F:24mm R:28mm | F:695g R:855g 計:1550g |
C24TL-は後述のC24-CLより多少重いが、C24-CLはリムテープが必要なので実質差は20g。それならTLを選ぶ。しかしC24-TLとSLの差も前後で56gとこれまた微妙な…。ハブは同じで重量差がリムに集中してるとすると、これでも結構効いてくるものなのかな?
TLの問題は発売予定の5月を過ぎても発売される気配が無いところ。パリ・ルーべでは実戦投入されてたから、モノ自体に致命的問題があるという訳では無さそうなのだけど。
ユーラス&Racing1とシャマルの重量差は、ハブボディ材質がCFRPかアルミかの違いと、ニップル材質がアルミかステンレスかの違いによるものらしい。回転中心に近いハブ重量の違いは、リム重量の違いに比べれば影響は少なそう。 カタログ重量はシャマルが群を抜いて軽いが、ホイール慣性で見るとC24-TLのが低イナーシャなのではと推測。カンパ系の美点は、重量よりもリム剛性と空力かな?
参考用にクリンチャーホイール
シマノ 7850-C24-CL | F:24mm R:23mm | F:592g R:794g 計:1386g + リムテープ50g |
---|---|---|
イーストン EA90-AERO | F:28mm R:32mm | F:不明 R:不明 計:1545g + リムテープ50g |
イーストン EA90-SLX | F:21mm R:25mm | F:不明 R:不明 計:1398g + リムテープ50g |
やはりC24-CLは軽い! そしていまいちマイナー感のあるEA90-SLXもそれに匹敵する軽さで、同じイーストンのサーキットが気に入っているだけに魅力的。EA90-AEROも重量こそ普通だが、セミディープリムでサーキットの上位互換になりそう。
うーん、イーストンがチューブレス対応になってくれれば…。 パンクしても挙動変化が穏やか、という点で見れば、ずっと昔から存在して定評あるのがチューブラー。 この際チューブラーにしてしまうというのもありかな? パンク補修が出来なかったり、万一タイヤ接着が不充分だとパンク以上の大惨事になりかねない、という問題はあるけれど。 というわけでチューブラーホイールで10万円台前半までで買えそうなもの。今や完組チューブラーホイールで非カーボンのものを探す方が難しく、挙げたものもカーボンホイール。
EC90-AERO | F:56mm R:56mm | F:不明 R:不明 計:1335g |
---|---|---|
7850-C24-TU | F:24mm R:24mm | F:530g R:727g 計:1257g |
クリンチャーやチューブレスで、空力を取るか重量を取るか…などと悩むのがあほらしくなるぐらい軽い。リム高が56mmもあるディープリムにも関わらずC24-CLより軽いとは。ディープリムは横風が心配…と思ってリム高の低いC24-TUを見れば更に軽くなって1200g台。カーボン恐るべし。
10万円をかなり越えるお値段は、モノに対して適正であるとしても絶対的に高価だし、何と言っても脚に対して分不相応なのだけど、鈍感な自分でもはっきり判るレベルの差がありそう。パンク対策はシーラント注入、接着は専用両面テープで何とかなりそうだし。
ただ、やはりカーボンリムはブレーキが効かなかったり効きがピーキーだったりという話を聞くのが気絶を思いとどまらせる…。逆に言えば、もしどっかで乗ってみてブレーキに不安が無ければ(ry
(追記)
サンデーライドでH瀬さんにRacingZERO(Racing1の上位で、シャマルのフルクラム版?)をお借りして走ってみた。硬いと言われるホイールだけど、踏んだ時の硬さに関してはイーストン・サーキットとの差は判らず。もっと踏み込むと違いが出てくるのかもしれないが、たれた脚&混雑時間帯の彩湖で走る限りでは判らない。同じく空力も不明。サーキットより落ちる、ということは無いと思う。I田君やT中さんが引く40km/h列車に食らいつくような時には、エアロスポークの効果が出てくるかもしれない。 彩湖には坂らしい坂は無いけれど、ちょっとした登りで重量の軽さは感じる。乗り心地はコツコツとした振動があるものの、これはサーキットがアルトレモで、RacingZEROがGP4000というタイヤの違いの範囲かな? チューブレス履くと乗り心地は大分変わりそう。
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