2009年5月30日土曜日

ホイール覚え書き

今使っているホイール、イーストン・サーキットにはとても満足している。剛性不足を感じるような場面は全く無いし、転がりもブレーキの効きも良好で、7000kmほど乗った限りでは全く振れが出ていない。

 がしかし、下りで前輪パンクしてすっころんだ、という話を聞いてチューブレスタイヤに惹かれ始めた。パンクするとあっという間に空気圧を失うクリンチャーに比べて、チューブレスはパンク時も空気圧低下が穏やからしい。高速の下りで前輪の空気圧を突然失ったら落車は確定だろうし、そのまま対向車や崖に突っ込んだら死にかねないよな…。

け、決して新ホイールIYHの口実じゃないんだからねっ!! 
富士ヒルクライムが近づいてきたとか関係無いんだから!!!





というわけでホイールの仕様をサーベイしたので覚え書き。考察はあくまでカタログスペックと伝聞からの憶測。 まずはチューブレス対応ホイール

ホイール リム高 重量
シマノ 7850-C24-TL  F:24mm R:23mm F:632g R:826g 計:1458g
シマノ 7850-SL F:24mm R:23mm F:649g R:865g 計:1514g
カンパ ユーラス2wayFIT F:24mm R:28mm F:660g R:929g 計:1579g
カンパ シャマル2wayFIT F:24mm R:28mm F:605g R:790g 計:1395g
フルクラム Racing1 2wayFIT F:24mm R:28mm F:695g R:855g 計:1550g

C24TL-は後述のC24-CLより多少重いが、C24-CLはリムテープが必要なので実質差は20g。それならTLを選ぶ。しかしC24-TLとSLの差も前後で56gとこれまた微妙な…。ハブは同じで重量差がリムに集中してるとすると、これでも結構効いてくるものなのかな?   

TLの問題は発売予定の5月を過ぎても発売される気配が無いところ。パリ・ルーべでは実戦投入されてたから、モノ自体に致命的問題があるという訳では無さそうなのだけど。

 ユーラス&Racing1とシャマルの重量差は、ハブボディ材質がCFRPかアルミかの違いと、ニップル材質がアルミかステンレスかの違いによるものらしい。回転中心に近いハブ重量の違いは、リム重量の違いに比べれば影響は少なそう。 カタログ重量はシャマルが群を抜いて軽いが、ホイール慣性で見るとC24-TLのが低イナーシャなのではと推測。カンパ系の美点は、重量よりもリム剛性と空力かな?

 参考用にクリンチャーホイール
シマノ 7850-C24-CL F:24mm R:23mm F:592g R:794g 計:1386g + リムテープ50g
イーストン EA90-AERO F:28mm R:32mm F:不明 R:不明 計:1545g + リムテープ50g
イーストン EA90-SLX F:21mm R:25mm F:不明 R:不明 計:1398g + リムテープ50g

やはりC24-CLは軽い! そしていまいちマイナー感のあるEA90-SLXもそれに匹敵する軽さで、同じイーストンのサーキットが気に入っているだけに魅力的。EA90-AEROも重量こそ普通だが、セミディープリムでサーキットの上位互換になりそう。

うーん、イーストンがチューブレス対応になってくれれば…。 パンクしても挙動変化が穏やか、という点で見れば、ずっと昔から存在して定評あるのがチューブラー。 この際チューブラーにしてしまうというのもありかな? パンク補修が出来なかったり、万一タイヤ接着が不充分だとパンク以上の大惨事になりかねない、という問題はあるけれど。 というわけでチューブラーホイールで10万円台前半までで買えそうなもの。今や完組チューブラーホイールで非カーボンのものを探す方が難しく、挙げたものもカーボンホイール。

EC90-AERO F:56mm R:56mm F:不明 R:不明 計:1335g
7850-C24-TU F:24mm R:24mm F:530g R:727g 計:1257g
軽っ!!!11

クリンチャーやチューブレスで、空力を取るか重量を取るか…などと悩むのがあほらしくなるぐらい軽い。リム高が56mmもあるディープリムにも関わらずC24-CLより軽いとは。ディープリムは横風が心配…と思ってリム高の低いC24-TUを見れば更に軽くなって1200g台。カーボン恐るべし。

10万円をかなり越えるお値段は、モノに対して適正であるとしても絶対的に高価だし、何と言っても脚に対して分不相応なのだけど、鈍感な自分でもはっきり判るレベルの差がありそう。パンク対策はシーラント注入、接着は専用両面テープで何とかなりそうだし。

ただ、やはりカーボンリムはブレーキが効かなかったり効きがピーキーだったりという話を聞くのが気絶を思いとどまらせる…。逆に言えば、もしどっかで乗ってみてブレーキに不安が無ければ(ry

 (追記)
 サンデーライドでH瀬さんにRacingZERO(Racing1の上位で、シャマルのフルクラム版?)をお借りして走ってみた。硬いと言われるホイールだけど、踏んだ時の硬さに関してはイーストン・サーキットとの差は判らず。もっと踏み込むと違いが出てくるのかもしれないが、たれた脚&混雑時間帯の彩湖で走る限りでは判らない。同じく空力も不明。サーキットより落ちる、ということは無いと思う。I田君やT中さんが引く40km/h列車に食らいつくような時には、エアロスポークの効果が出てくるかもしれない。 彩湖には坂らしい坂は無いけれど、ちょっとした登りで重量の軽さは感じる。乗り心地はコツコツとした振動があるものの、これはサーキットがアルトレモで、RacingZEROがGP4000というタイヤの違いの範囲かな? チューブレス履くと乗り心地は大分変わりそう。  

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